東京都清瀬市は、コミュニティバス「きよバス」のデータを、GTFS-JPおよびGTFSリアルタイム形式で、公共交通オープンデータ協議会が運営する公共交通オープンデータセンターから公開しました。この対応により、2024年7月3日より、コミュニティバス「きよバス」のリアルタイムな位置情報が、Google マップ上に掲載されました。
コミュニティバス「きよバス」のGTFSリアルタイムデータは、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所が開発した、スマートフォンを利用した簡易バスロケーションシステムにより発信されています。このシステムは、国土交通省事業「公共交通分野における動的データのオープンな流通に関する調査検討業務」の一環で開発されたもので、コミュニティバス等の小規模な公共交通事業者が、リアルタイムな公共交通データを低コストで発信することを支援するものです。今後、公共交通オープンデータ協議会の活動と連携し、より多くの公共交通データのオープンな流通に貢献することを目指しています。
コミュニティバス「きよバス」のデータをはじめ、公共交通オープンデータがより多くの事業者に活用され、公共交通の利便性が向上することを目指します。
以上
問い合わせ先
東京都清瀬市
担当: 渡邉
電話: 042-497-2000、E-mail:do_koutsu@city.kiyose.lg.jp
公共交通オープンデータ協議会
担当: 山田
電話:03-5437-2270、E-mail:odpt-office@ubin.jp
YRP ユビキタス・ネットワーキング研究所
担当: 新堂
電話:046-847-5220、E-mail:press@ubin.jp
きよバス
https://www.city.kiyose.lg.jp/kurashi/sumaidourokoutuu/communitybus/1003943.html
きよバスは、東京都清瀬市が運用するコミュニティバスです。清瀬駅を起点・終点とし市内各所を巡回しています。
公共交通オープンデータ協議会
公共交通オープンデータ協議会(会長: 坂村 健/東京大学名誉教授)は、公共交通事業者およびICT事業者等130団体(2024年7月3日現在)で構成される、産官学連携の協議会です。多数の公共交通事業者、主要な経路探索事業者を含むICT事業者が参画し、公共交通関連データのオープン化に向けた活動を行っています。公共交通データの国際的な標準化を進める非営利団体 MobilityData とも提携しています。
2019年5月より、日本における公共交通事業者とデータ利用者を結ぶデータ連携プラットフォームとして、「公共交通オープンデータセンター」の運用をしました。鉄道、バス、航空、フェリー、シェアサイクル等、多様なモードの公共交通データを、一般の開発者やICT事業者(経路探索事業者等)にワンストップで提供しています。
YRPユビキタス・ネットワーキング研究所
YRPユビキタス・ネットワーキング研究所(所長: 坂村 健/東京大学名誉教授)は、今日IoT(Internet of Things)と呼ばれる、身の回りの多くのモノにコンピュータが埋め込まれ、それがネットワークによって接続される環境に関する研究開発を行っている研究所です。
GTFS(General Transit Feed Specification)
GTFSは、公共交通機関の時刻表や駅・停留所の位置等の地理的情報に関するオープンフォーマットです。このフォーマットに基づいて作成された多くの公共交通事業者のデータが、公共交通オープンデータセンターより取得できます。