京王電鉄バスグループのGTFSリアルタイムデータのオープンデータ化とリアルタイム位置情報の Google マップへの掲載について

公共交通オープンデータ協議会(会長:坂村 健,INIAD 東洋大学情報連携学部 学部長)は、公共交通オープンデータセンターより、京王電鉄バス株式会社(代表取締役社長:宮坂 周治)のバスロケーションデータを、GTFS リアルタイム形式で公開いたしました。本対応により、経路探索に際して2023年9月1日より Google マップ上に京王電鉄バスグループが運行するバスのリアルタイム位置情報が掲載されるようになります(図1)。同時に、東京都内の複数の自治体のコミュニティバスのリアルタイム位置情報も、 Google マップ上に掲載されます。

公共交通オープンデータ協議会は、公共交通データのオープンな流通のためのエコシステム創生に向けた活動を行っており、首都圏の多数の公共交通事業者やICT 事業者が参画しております。2019 年5 月より公共交通オープンデータセンターの運用を開始し、様々な公共交通事業者のデータをICT 事業者や一般の開発者に提供してまいりました。

京王電鉄バスグループは、2023年5月よりバス時刻表データおよびバスロケーションデータのオープンデータ化に取り組み、公共交通オープンデータセンターを通じて、GTFSおよびGTFSリアルタイム形式でデータ提供を行ってまいりました。様々な乗換案内サービスにおいて採用されている、GTFSリアルタイム形式のデータを採用することで、より広くデータが利活用され、公共交通利用者の更なる利便性向上に寄与できるものと考えます。

公共交通オープンデータ協議会は、多様なデータ利用者と多数の公共交通事業者を結ぶデータ連携プラットフォームである公共交通オープンデータセンターの運営を通じて、日本のモビリティ分野のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を実現することを目指します。

以上

補足資料(図1)

公共交通オープンデータ協議会

www.odpt.org

公共交通オープンデータ協議会は、公共交通事業者およびICT事業者等117団体(2023年9月1日現在)で構成される、産官学連携の協議会です。鉄道、バス、航空、フェリー、シェアサイクルの分野において、公共交通関連データのオープン化に向けた活動を行っています。2019 年5月より、さまざまな交通機関のデータをワンストップで提供する「公共交通オープンデータセンター」の運用を開始しています。

京王電鉄バスグループ

www.keio-bus.com

京王電鉄バスグループは、主に東京23区西部から八王子・多摩地域にかけて一般乗合バスを運行する事業者です。1913年の事業開始から、長きにわたり地域の移動手段を提供しています。

高速バス事業においても、中央自動車道を中心とした路線を多数運行しているほか、バスターミナル事業として、「バスターミナル東京八重洲」(2022年9月17日開業)を運営・管理しています。

また、「輸送の安全の確保」を最優先とした取り組みを推進しており、EDSS(ドライバー異常時対応システム)搭載バスや、モービルアイ(衝突防止補助システム)の導入を進めています。

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