公共交通オープンデータ協議会
鹿児島市船舶局
鹿児島市船舶局は、国土交通省海事局が2025年4月に改訂した「情報フォーマット簡易作成ツール」を活用し、GTFSに準拠した形式の桜島フェリー定期航路データを整備し、公共交通オープンデータ協議会(会長:坂村 健、東京大学名誉教授)が運営する、公共交通オープンデータセンターより公開しました。このことにより、桜島フェリー(図1)の航路を Google マップで調べることが可能になり(図2)、桜島フェリーが、訪日外国人観光客や市民を含む多様な利用者にとって、より便利にご利用いただけるようになります。
国土交通省海事局では、国内の経路探索サービスにおけるフェリー・旅客船航路情報の充実に向け、国内外の経路探索事業者が採用するGTFS形式に準拠した「標準的なフェリー・旅客船航路情報フォーマット」を定めています。Excelファイルに航路情報を入力し「情報フォーマット簡易作成ツール」を使用することにより、このフォーマットに準拠したデータを誰でも簡単に作成できます。
公共交通オープンデータ協議会は、多数の公共交通事業者やICT事業者が参画する産官学連携の協議会です。鉄道、バス、航空、フェリー、シェアサイクルなど、多様なモードの公共交通データのオープンな流通を推進してきました。本対応においても、国土交通省海事局と連携し、桜島フェリー定期航路データのオープンデータ化と Google マップへの掲載を支援してきました。今後も、フェリーを含め、オープンデータを通じた「交通空白」の解消と地域交通DXへの支援を加速してまいります。
以上
問い合わせ先
公共交通オープンデータ協議会
担当:柏、山田
電話: 03-5437-2270、E-mail: odpt-office@ubin.jp
公共交通オープンデータ協議会
公共交通オープンデータ協議会は、公共交通事業者およびICT事業者等151団体(2025年6月19日現在)で構成される、産官学連携の協議会です。鉄道、バス、航空、フェリー、シェアサイクルの分野において、公共交通関連データのオープン化に向けた活動を行っています。2019年5月より、さまざまな交通機関のデータをワンストップで提供する「公共交通オープンデータセンター」を運用しています。
鹿児島市船舶局・桜島フェリー
桜島フェリーは、鹿児島港と桜島港を約15分で結び、年中無休で運航しています。
フェリーには、自動車やバス、自動二輪等での乗り入れができるほか、バリアフリー船も運航しております。
定期運航のフェリーのほか、「貸切船」の運航など、各種事業も展開しています。
(図1)桜島フェリー
(図2)Google マップ上での表示例