世界最大級の公共交通アプリであるMoovitが、公共交通オープンデータ協議会(会長:坂村 健、東京大学名誉教授)に入会しました。Moovitは、本協議会が公開する公共交通オープンデータを活用し、東京・横浜、京都におけるサービスを正式に開始します。また、広島、熊本でのサービスも開始します。今後も、公共交通オープンデータ協議会とMoovitは、日本全国の公共交通機関のアクセス向上を目指して協力関係を結びます。
Moovitは、現在、世界112カ国3,500以上の都市で15億人以上のユーザーに、45の言語でサービスを提供しています。Moovitの公開する無料のiOS、Android、Webアプリを利用することで、利用者は公共交通機関の利用をシームレスに計画することができます。Moovitは、これらの地域においても、54,000以上の停留所等と3,500以上の路線を統合し、バス、電車、地下鉄、ライトレール、マイクロモビリティ、フェリーなど、様々な交通手段を用いた最適なルートを提案するとしています。
公共交通オープンデータ協議会の坂村 健会長は、「世界有数の公共交通アプリであり、世界中に多くのユーザーを抱えるMoovitを公共交通オープンデータ協議会の新メンバーとして迎えることができ、大変嬉しく思います。日本を訪れる外国人観光客が増える中、日本の複雑な公共交通網に関する正確かつタイムリーな情報を彼らに提供することが私たちの使命です。Moovitの日本での展開は、日本の皆様と海外からのお客様双方にとって、サービスの向上に大きく貢献するでしょう」と述べています。

Moovitのプロダクト責任者であるジヴ・カバレッティ氏は、「公共交通オープンデータ協議会との緊密な連携により、Moovitの強力なモビリティソリューションを日本に導入し、何百万人もの利用者がより効率的に移動できるよう支援できることを大変嬉しく思います。公式の交通データとリアルタイムの混雑状況情報を組み合わせることで、Moovitは公共交通機関のアクセス性、利便性、そして信頼性を高めます。今後、日本全国に事業を拡大し、より多くの人々の通勤・通学環境を改善していきたいと考えています。」と述べています。
公共交通オープンデータ協議会は、多数の公共交通事業者やICT事業者が参画する産官学連携の協議会です。鉄道、バス、航空、フェリー、シェアサイクルなど、多様なモードの公共交通データのオープンな流通を推進してきました。今後も、国内外の多様な公共交通アプリへのデータ連携を通じて、日本全国の公共交通分野のDXに貢献してまいります。
以上
問い合わせ先
公共交通オープンデータ協議会
担当: 柏、山田
電話: 03-5437-2270、E-mail: odpt-office@ubin.jp
公共交通オープンデータ協議会
公共交通オープンデータ協議会は、公共交通事業者およびICT事業者等158団体(2025年9月30日現在)で構成される、産官学連携の協議会です。鉄道、バス、航空、フェリー、シェアサイクルの分野において、公共交通関連データのオープン化に向けた活動を行っています。2019年5月より、さまざまな交通機関のデータをワンストップで提供する「公共交通オープンデータセンター」を運用しています。
Moovit
Moovit(www.moovit.com)は、世界最大級の公共交通アプリの開発元です。iOS、Android、Webアプリを通じて、あらゆる公共交通機関やシェアリング交通機関を利用して目的地まで簡単に移動できるスマートなモビリティ体験を提供します。交通機関利用者は、モバイルチケットを利用して交通サービスの計画、支払い、乗車をスムーズに行うことができます。現在、世界112カ国3,500以上の都市で15億人以上のユーザーに、45の言語でサービスを提供しています。
