都営バスのバスロケーションデータのGoogle マップへの提供開始について

報道関係各位

公共交通オープンデータ協議会(会長 : 坂村 健 INIAD 東洋大学情報連携学部 学部長)は、公共交通オープンデータセンターより、東京都交通局の運行する都営バスのデータをGoogle Asia Pacific Pte. Ltd.に提供開始しました。提供されたデータは2020年8月18日よりGoogle マップ上に掲載され、経路探索に際して案内されるバスのリアルタイムな位置情報が表示されるようになります(図1参照)。

多数の民間事業者によって公共交通機関が運行される日本では、公共交通データの流通には事業者間の連携が不可欠です。首都圏の多数の公共交通事業者やICT事業者が参画する本協議会は、未来の東京における円滑な公共交通提供に資することを目的とし、公共交通データのオープンな流通のためのエコシステム創生に向けた活動を行ってきました。2019年5月31日より公共交通オープンデータセンターの運用を開始し、東京都交通局を含む複数の交通事業者のデータを、ICT事業者や一般の開発者の活用を可能にしています。この度の、経路検索などを可能とするGoogle マップへの提供開始は、本センターの活動の重要な成果の一つと位置付けています。

本協議会は、公共交通オープンデータセンターが、ボランティアの個人プログラマから大手ICT事業者に至るまで、多様なデータ利用者と多数の公共交通事業者を結ぶデータ連携プラットフォームとなることを目指しています。今後とも、参画する事業者の協力を得ながら、提供する公共交通データの拡充と、その利活用の活性化に向けて継続的に取り組んで参ります。

以上


図1

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