西武バスのGTFSリアルタイムデータの提供開始とリアルタイム位置情報のGoogle マップへの掲載について

報道関係各位

公共交通オープンデータ協議会(会長 : 坂村 健 INIAD 東洋大学情報連携学部 学部長)は、公共交通オープンデータセンターより、西武バス株式会社(埼玉県所沢市 取締役社長:渡邊 一洋)のバスロケーションデータのGTFSリアルタイム形式での提供を開始しました。今回の、西武バスのバスロケーションデータのGTFSリアルタイム形式での提供は、東京都および埼玉県内を中心に運行する大手民間バス事業者としては、初の取り組みとなります。また、本対応により、経路探索に際して2021年5月25日よりGoogle マップ上に西武バスのリアルタイム位置情報が掲載されるようになります(図1)。

公共交通オープンデータ協議会には、首都圏の多数の公共交通事業者やICT事業者が参画し、公共交通データのオープンな流通のためのエコシステム創生に向けた活動を行っています。2019年5月より公共交通オープンデータセンターの運用を開始し、様々な公共交通事業者のデータをICT事業者や一般の開発者に提供してきました。

西武バスは、2019年8月よりバス時刻表データおよびバスロケーションデータのオープンデータ化に踏み切り、公共交通オープンデータセンターを通じたデータ提供を行ってきました。この度、様々な乗換案内サービスにおいて採用されている、GTFSリアルタイム形式のデータも公開することで、より広くデータが利活用され、公共交通利用者の利便性向上にさらに貢献できることが期待されます。

公共交通オープンデータ協議会は、多様なデータ利用者と多数の公共交通事業者を結ぶデータ連携プラットフォームである公共交通オープンデータセンターの運営を通じて、日本のモビリティ分野のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を実現することを目指します。

以上


図1

公共交通オープンデータ協議会

公共交通オープンデータ協議会は、公共交通事業者およびICT事業者等90団体(2021年5月25日現在)で構成される、産官学連携の協議会です。鉄道、バス、航空、フェリーの分野において、公共交通関連データのオープン化に向けた活動を行っています。2019年5月より、鉄道、バス、航空、フェリーなどさまざまな交通機関のデータをワンストップで提供する「公共交通オープンデータセンター」の運用を開始しています。

西武バス

西武バスは「安全は全ての業務に優先する」の安全方針のもと、西武鉄道沿線を中心に一般乗合バスは東京都西部と埼玉県南部を、高速乗合バスは北信越、近畿方面を事業エリアとした、地域社会を支えるバス事業者です。2020年春には路線バスのカラーリングデザインを67年ぶりに一新し、「S-tory(エストリー)」の愛称の新カラーリングデザインのバスが誕生、2020年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。

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